フラれるということが
最近
とみに目立ち
フラれるはずで
当然のようにフラれていた
あの頃のことまで
思い出して
お友達でいましょうよ
お友達でさえ
いてくれなかったくせに！！
みたいな
あの頃のことまで
思い出しながら
あの頃イチバン近かった場所なのに
いま頃イチバン遠く感じる場所で
一人で飲み始めてみる
肩身の狭いおつまみに
意図的減速をかけながら
ピンセットでつまむように
こそばゆく
ホッと
ようやく
そこに加わったラヲタ二人に
安堵と感謝の念を
送りながら
いまさらと
なってしまったけれど
「噂通り」
繊細でありながら
主張を怠ることなく
日々グレードアップしているとの
一杯を愛でるわけですが
でも
実は
心に残った
イチバン大切なことといえば
世界一ホッピーの中の少ないお店
ということ
アンタ
そりゃないぜ
お替りしたら
解けた氷を入れての
さっきの高さって
アンタ
そりゃーないって
もんですぜ
すべてが
このイメージ
オレのハートに
克明な焦げを残す
何十回だって
言いたくもなる
こりゃぁ
ヒドいんだよ
酒飲みを
違うベクトルで
泣かせてどうする
たかが数十円
でもそれが
数千円の繰り返しにつながる
のを
知らないの
飲めないのか
飲まないのか
知らないけれど
よっぽど
よっぽど
ヒドい扱いだってことを
心の底から
放ってみたいし
心の底から
知ってもらいたいと
思うのです
